水資源汚染に干ばつ…中国は早急に対応しなければ大変なことになる―米メディア

Record China    2014年8月5日(火) 6時10分

拡大

3日、中国では急速な経済成長により、水資源の汚染や干ばつが深刻になっている。写真は中国最大の湖・青海湖。

(1 / 3 枚)

2014年8月3日、急速な経済成長がもたらした中国の水資源汚染や深刻な干ばつに関して、海外から警告する声が高まっている。ボイス・オブ・アメリカ中国語サイトが伝えた。

その他の写真

米タフツ大学のサルマン・カーン副教授は、青蔵高原は重要な河川の源流だが、経済成長を促す「西部大開発」により過去十数年にわたって水源に対する負荷が高まっていると指摘。中国政府が早急に対応しなければ、生態環境を回復不能な状態にまで悪化させることになりかねず、そうなれば深刻な被害をもたらすことになると警告している。

開発プロジェクトの中には用地が重要な水源の生態環境にまたがるものもあり、インフラ建設がもたらす都市化によって草原が破壊され土地は汚染、河川の生態系に連なる動植物の一部が徐々に消失しており、すでに河床が現れ、干上がっている箇所も出てきている。

こうした水源における問題は他にも中国各地で生じているが、中国政府は水資源を保護する法規制定をいまだ具体化していない。インフラ建設による生態環境の破壊と、野放しの工場排水による地下水汚染は今も進行しており、問題解決に向けて可能な限り早急に着手しなければ、さらに深刻な状況を生む危険もある。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携