Record Korea 2023年8月28日(月) 17時0分
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28日、韓国・毎日経済は「社会福祉士のユン・セジュンさんが日本旅行中に行方不明となってから約3カ月がたった中、現地住民の間では転落死の可能性が考えられている」と伝えた。資料写真。
2023年8月28日、韓国・毎日経済は「社会福祉士のユン・セジュンさん(26)が日本旅行中に行方不明となってから約3カ月がたった中、現地住民の間では転落死の可能性が考えられている」と伝えた。
記事によると、韓国SBSのドキュメンタリー番組「それが知りたい」は26日、ユンさんの事件を特集した。ユンさんは5月9日に観光ビザで大阪を訪れ、1カ月ほど滞在し韓国に帰国する予定だった。しかし6月8日午後8時ごろ、姉に電話をかけ「宿泊先に向かっているところだが、雨が降っていて風も強く、暗くて怖い」「バスがなく、宿泊先まで歩いて1時間30分も行かなければならない」と話した。その後、同9時26分ごろに姉に「宿泊先に無事到着した」とのメッセージを送り、それを最後に連絡が取れなくなったという。
ユンさんは6月7日に和歌山県串本町を訪れ、潮岬のゲストハウスに宿泊した。8日は串本町内で過ごし、午後8時に潮岬方面へ向かうバスに乗ったが、郵便局前で下車したとされている。
番組では取材陣が、ユンさんの姿が最後に確認された地点から1時間30分圏内の全ての宿泊施設を訪問し調査したが、ユンさんが宿泊した記録はなかった。ユンさんが下車した場所から1時間ほどの距離にある全ての宿泊施設に問い合わせても、ユンさんを覚えている人はいなかった。専門家からは交通事故の可能性が指摘されたが、近隣の病院に外国人や身元不明の患者が訪れたとの情報もなかったという。
現地の住民らは「転落死」の可能性を挙げた。串本町では釣りの最中に海へ転落する事故がたびたび起きており、1年に1~2人の失踪者が出ているという。8日午前にユンさんが乗ったバスの運転手は「なぜこんな場所に来たのか聞いたら、日本語で『海が好きだから来た』と言っていた」と話した。
さらに取材陣の調査では、日本の警察が2カ月以上もユンさんのスマートフォンの位置追跡をしていないことも判明したという。これに対し犯罪科学研究所のピョ・チャンウォン所長は「行方不明事件の核心は位置確認であり、最も正確なのはスマートフォン。できるだけ早く位置を確認していたら、今ごろ発見されていた可能性もある。その部分が残念であり、腹立たしい」と話したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「行方不明になってから2カ月がたっても位置追跡をしなかったということは、はなから探す気がなかったんだ」「日本が韓国人観光客をどう考えているか分かった。基本中の基本である位置追跡もしてくれないなんて」など、日本の警察の対応に怒りの声が上がっている。
その他「海釣り中に転落死した可能性はないと思う。前も見えない真っ暗の状況で、街灯もない田舎の海に釣りをしに行く可能性はほぼゼロだ」「いくら海が好きでも、真っ暗な夜に知らない海に行くかな?常識的に考えておかしいよ」「夜中のひき逃げ事故の可能性が高い」「『宿泊施設に到着した』のメッセージは何だったのだろう?また出かけたの?」「宿泊施設が怪しい」「数年前に韓国に1人で旅行に来て行方不明になった日本人女性の事件も未解決のままで、転落死だろうと言われている。旅行は1人でするものじゃない」「1人旅に憧れる人は多いけど、本当に危険だよ。初めての場所を旅行するのは国内でも危険なのに、言葉が通じない外国ならなおさらだ」などの声が見られた。(翻訳・編集/堂本)
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