台湾メディアの壱蘋新聞網によると、中国南西部、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州の裁判所はこのほど、ミャンマーへの密出国を図った男3人に対し、違法に国境を越えた罪で最大で懲役6月と罰金7000元（約14万円）を言い渡した。男らは「学歴や教養の程度が低く、文字が打てない」ことを理由に詐欺グループに受け入れを拒否されたという。

呉（ウー）被告は、過去3回ミャンマーに密出国したことがあり、2020年10月にも密出国を図ったが雲南省の国境地帯で「文字が打てない」ことを理由に詐欺集団に受け入れを拒否された。黄（ホアン）被告は、3回目の密出国を図った際に、途中で中国の警察に摘発された。楊（ヤン）被告はミャンマーに2回行ったことがあり、20年に自首して中国に戻った。3人は今年2月、一緒にミャンマーへ行こうとしたが雲南省の警察に拘束された。

壱蘋新聞網は、中国のSNS上で「詐欺にも学歴の条件があるのか？」「あまりにも侮辱的な理由だ」「文字すら打てないくせして詐欺なんか行えるかよ」などのコメントが寄せられたと伝えている。（翻訳・編集/柳川）