2023年8月8日、韓国・中央日報は「サッカー日韓戦に選手もしくは指導者として参加したサッカー関係者30人のうち、80％に上る24人が『韓国は日本に追い越された』と認めた」と伝えた。

記事によると、現役時代に日韓戦で2得点を上げたチェ・スンホ水原FC団長は「韓国サッカーが日本に追い越されたのは10年以上前のこと。かなり前から内容も結果も負けていた」と話した。

記事は「韓国はここ2年半、A代表から年齢別代表まで日本に5試合連続で0‐3の惨敗を喫している」とし、「1954年以降のA代表の対戦成績は韓国が43勝19敗19分けでリードしているが、最近の結果だけを見ると完全に逆転されている」と説明した。パク・ソンファ元五輪代表監督は「各年齢別の代表が5試合連続で0‐3で負けたのは深刻な危険信号」と懸念を示したという。

日韓サッカーの差が拡大した理由としては、約半分の14人（46％）が「底辺の差」を挙げた。韓国の登録選手数は11万6000人で、日本（82万6000人）の8分の1に過ぎない。アン・ヒョヨン東国大監督は「韓国にもイ・ガンインやペ・ジュンホなど傑出した選手が時々出てくるが、日本にはペ・ジュンホに似たスタイルの選手が10人ほどいる」と話した。

また、8人（28％）は「勝利と結果だけを重視する韓国式指導方法」を理由に挙げた。シン・ヨンホ高麗大監督は「ユースの選手たちに基本と技術を忠実に教えなければならないが、指導者の立場では成績を無視できないのが現実」と話したという。

さらに、24人は「敗戦が続くとしても日本との対戦機会を増やすべきだ」と強調した。あるサッカー関係者は「（日韓戦を回避するのは）大病が見つかることを恐れて健康診断に行かないのと同じこと。日本というライバルを通じて韓国の現在地を確認できるのはありがたいこと」と指摘したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「日本は平均値が高いが、韓国は数人だけ上手い」「韓国はスターが現れるのを待つシステム」「サッカー協会の運営方式が一番の問題だ」「本気でサッカー協会を一度入れ替えるべき」「最近の選手は日本に勝とうという気持ちすらないように見える」「傲慢（ごうまん）さの結果」「ただただ教育者たちの力量の差だよ」「日本はたくさんの投資をした」「日韓はインフラの差が大きい。韓国がここまでやれているのは奇跡」などさまざまな声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）