Record China 2014年7月26日(土) 11時53分
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25日、澎湃ニュースはメラミン混入粉ミルク事件の被害者家庭の現在を追った。賠償金では足らず財産を使い果たした家族だが、子供たちの健康な成長だけが楽しみだと話している。写真は事件後に廃棄処分された「三鹿集団」製の粉ミルク。
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2014年7月25日、澎湃ニュースはメラミン混入粉ミルク事件の被害者家庭の現在を追った。
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2008年、中国政府は乳製品企業・三鹿集団など22社の粉ミルクにメラミンが含まれていたことを認めた。生乳のタンパク質含有量を多く見せ掛けようとした悪質な詐欺行為で、飲んだ乳幼児5万4000人以上が腎臓結石を患い、4人以上が死亡する惨事となった。
このメラミン粉ミルク事件が明るみに出るきっかけとなったのが甘粛省の王鵬(ワン・ポン)くん、王賀(ワン・ホー)くん兄弟。大病院で腎臓結石と診断されたこの双子の赤ちゃんをメディアが報道し、事態解明につながった。
しかしあれから6年、事件はいまだに王さん一家に影を落としている。問題企業は計9億元(約149億円)を拠出、重症患者には3万元(約50万円)、一般患者には2000元(約3万3000円)が支払われた。しかしそれでは足りず王さん一家は貯金をすべて使い果たしてしまった。しかも賠償手続きに忙殺されていた2009年には双子の兄である長男の王傑(ワン・ジエ、7歳)が川に落ちて死んでしまい、家族に新たな悲しみをもたらした。
それだけではない。王鴻くん、王賀くんは6歳になったが、村の同い年の子供と比べて身長は3〜4センチ低い。後遺症ではないかと両親は不安に思っているという。「2人が健康に育ってくれればそれだけでいい。毎日おなかがすいたと騒ぐ時、幸せを感じる」と父親は話している。(翻訳・編集/KT)
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