キャセイパシフィック航空がCA3人を解雇、乗客への差別的発言で

Record China    2023年5月24日(水) 12時0分

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香港の航空会社・キャセイパシフィック航空の客室乗務員(CA)が乗客に差別的な発言をした問題で、同社は客室乗務員3人を解雇したと発表した。写真はキャセイパシフィック航空機。

香港の航空会社・キャセイパシフィック航空の客室乗務員(CA)が英語をうまく話せない乗客に差別的な発言をした問題で、同社は客室乗務員3人を解雇したと発表した。

報道によると、21日の四川省成都から香港に向かうキャセイパシフィック航空CX987便に搭乗し、客室乗務員の待機スペースに近い場所に座っていた乗客が、客室乗務員らが英語で「If you cannot say blanket in English, you cannot have it(英語でブランケットと言えなければ、それを手に入れることはできない)」「Carpet is on the floor(カーペットは床の上にあるもの)」などと話すのを耳にした。

その乗客は、「“英語しかできない”客室乗務員に対し、(前方の)乗客が頑張って自分のできる英単語を使ってブランケットを求めたのではないかと思われるが、その結果、このように笑われた」と報告。乗客はその場で録音した客室乗務員らの会話の音声も公開している。

また、離陸後まもなくシートベルト着用サインが消える前に子どもをトイレに連れて行こうとした高齢者について、客室乗務員らが陰で「彼らは人間の言葉が分からない」などと広東語でやゆしたこともあったという。

同社は23日夜、林紹波(ロナルド・ラム)CEO名義の声明を発表し、関係者らに謝罪。騒動に関わった客室乗務員3人を解雇したことを明かし、「会社の規則や倫理について重大な違反をした従業員に対して、弊社は“ゼロ容認”の姿勢を貫きます」と説明した。また、ラム氏自身も加わり、同社のサービスプロセスや従業員の訓練制度などを見直すことを表明した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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