人民網日本語版 2023年3月3日(金) 13時30分
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米国のメンフィス動物園に貸与されているパンダ「丫丫」を引き受ける権利を有している北京動物園は1日に取材に応え、「丫丫」の返還日や飼育、世話に関する最新情報を説明した。
20年の期限付きで中国から米国のメンフィス動物園に貸与され、4月7日に返還予定のジャイアントパンダ・丫丫(Yaya)の最近の姿に、中国国内外のネットユーザーが心を痛めている。ただ、SNSを見ると、ネットユーザーがメンフィス動物園で撮影した動画をアップし、「『丫丫』はご機嫌で、食欲もある。暮らしている部屋の環境や衛生状態も改善されている」と書き込んでいる。
「丫丫」を引き受ける権利を有している北京動物園は1日に取材に応え、「丫丫」の返還日や飼育、世話に関する最新情報を説明した。中国はすでに、輸入許可証や検疫許可などを発行し、検疫する場所も決まり、関連の準備が完了しているという。
米国入りしている専門家グループは、「丫丫」の健康状態を現場でチェックしたほか、健康診断報告や毎月の健康レポートもチェックした。その結果、皮膚病が原因で「丫丫」は毛が抜け落ちているものの、食欲は良好でふん便の状態も正常で、体重は安定していることを確認している。中国動物園協会によると、「『丫丫』が1日も早く帰国できるようにするために、中国と米国は現在、積極的に調整を行い、関連手続きを進めている」という。
北京動物園の職員は「現時点で、『丫丫』の返還が前倒しになるという情報はなく、予定通り4月7日に返還されるだろう」とし、延期になる可能性については、「分からない。もちろん、1日も早く帰ってくることを願っている」とした。
同職員によると、「丫丫」を迎えるために、北京動物園はすでに経験豊富な飼育員の手配やエサの用意、皮膚病の治療といった準備を整えているという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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