「すずめの戸締まり」の10の見どころ―香港メディア

Record China    2023年3月3日(金) 20時0分

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日本のアニメーション映画「すずめの戸締まり」について、香港ニュースポータルの香港01に2日、「10の見どころ」を列記した記事が掲載された。

日本のアニメーション映画「すずめの戸締まり」について、香港ニュースポータルの香港01に2日、「10の見どころ」を列記した記事が掲載された。

大ヒットアニメ映画「君の名は。」「天気の子」などで知られる新海誠監督の3年ぶりの新作「すずめの戸締まり」が2日、香港で公開された。

記事は「10の見どころ」として、次のように記している。

1:あらすじ

九州の静かな町に住む少女・鈴芽(すずめ)はある日、「扉を探している」という謎の青年・草太と出会う。好奇心に駆られて草太を追って山の廃墟へと向かい古い扉を見つける。その後、日本各地にある「扉」が次々と開き始め、その向こうから訪れる災いを防ぎに、すずめと草太は扉を閉める旅に出る。

2:原菜乃華と松村北斗がすずめと草太の声を演じる

子役としてデビューした女優の原菜乃華は、ドラマ「ナンバMG5」でその実力を発揮しただけでなく、今回も1700人を超えるオーディション参加者の中から抜擢された。新海監督もすずめの情感あふれる声を彼女に完全に委ねた。「閉じ師」の青年・草太を演じるのが、ジャニーズ事務所所属の男性アイドルグループ「SixTONES」の松村北斗。オーディションでの「内面の豊かさ」を源泉とする声の美しさが新海監督の目に止まり、「椅子」に姿を変えられるという難しい役を見事克服した。

3:神木隆之介、花澤香菜ら豪華キャスト

「君の名は。」の神木隆之介、「天気の子」の花澤香菜のほか、深津絵里、染谷将太、花瀬琴音、伊藤沙莉、松本白鸚らが出演し、すずめの旅に彩りを添える。

4:テーマは東日本大震災

「君の名は。」「天気の子」とともに新海監督による「災害三部作」とも呼ばれる「すずめの戸締まり」は、東日本大震災を遠回しに描くのではなく、この問題を観客にダイレクトに伝えている。

5:初となるロードムービー形式

新海監督は映画製作で初めて「ロードムービー」形式を採用。すずめは「扉を閉める」ために九州から四国、関西、東京などを旅する。日本各地の姿が丁寧に描かれ、観客はスクリーンを通じて美しい景色を一覧できる。

6:新海監督の独特の画風

新海監督は「風景描写の神」とも呼ばれ、光と影、雲、オーロラなどの美しくロマンティックな描写も独特の特徴だ。本作では田舎の田園、にぎやかな街、海などの描写に加えて、ファンタジー要素も加わり、その描写力の高さに驚かされるだろう。

7:人の心を打ち感動させる名言製造機

「風景描写の神」に加えて「名言製造機」の称号はだてではない。一貫した作風、特に愛の描写は、ファンの「純愛魂」を満足させるだけでなく、セリフで皆の少女心も釣り上げるだろう。

8:手に汗握る冒険、なのに思わず涙が

すずめは「椅子」に姿を変えられた草太を連れて「扉を閉める」ために旅する。災いを防ぐために何とか扉を閉めようとする2人の姿に手に汗を握ることになるだろう。旅の途中でさまざまな助けを得ながら草太のために勇気を奮い起こして前進するすずめ。物語が進むにつれて感情が高ぶり余韻が冷めなくなるだろう。

9:ロックバンド「RADWIMPS」による3度目の神曲

「新海誠×RADWIMPS」はいつの間にか定番となっている。3度目のタッグとなる主題歌「すずめ」は、ボーカルの十明(とあか)が歌い上げるメロディーと歌詞が記憶に残る。もう一つの主題歌「カナタハルカ」は野田洋次郎の優しい声で物語の流れを変える。

10:ベルリン国際映画祭コンペ部門出品

日本で2022年に公開され、興行収入100億円を突破し、第73回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にも出品された。コンペティション部門選出は日本アニメでは宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」以来21年ぶり。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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