台南の銃乱射事件、容疑者2人が大陸で身柄を拘束され台湾に移送

Record China    2023年2月27日(月) 7時10分

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台湾の台南市内で発生した銃乱射事件の容疑者2人が、中国側警察に身柄を拘束され、25日にアモイ高崎国際空港発の航空便で台湾に移送された。台湾側関係者は大陸側に対する謝意を表明した。

台湾の台南市内で発生した銃乱射事件の容疑者2人が、中国側警察に身柄を拘束され、アモイ高崎国際空港発の航空便で台湾に移送された。台湾側関係者は大陸側に対する謝意を表明した。

事件が発生した2022年11月10日は、台湾の統一地方選挙の活動期間だった。台南市内で会社建物に向けて58発が発砲された。発砲を受けたのは、民進党の中央執行委員だった郭際欽氏が以前に経営していた会社だった。台南市内では、元台南市議会議員の謝財旺氏の選挙事務所に向けて30発が撃たれた。

その後、台湾警察の捜査により、実行犯とみられる孔祥志容疑者と、その黒幕だったとみられる洪政軍容疑者は、台湾外に逃亡したことが分かった。

中国政府で台湾関連を所管する国務院台湾事務弁公室は23年2月25日になり、台湾住民の孔祥志と洪政軍が違法に大陸部に入ったことを理由に、1月に大陸側で警察機関に身柄を拘束されたと発表した。福建省泉州市内に潜伏していたとされる。2人は2月25日に、アモイ高崎空港発の台湾・桃園空港行きの航空便で台湾に移送された。

台湾警察は同日、大陸側警察の全面的協力に心から感謝すると表明した。台湾警察はさらに、過去6年間に大陸側警察との協力により重大な越境犯罪案件を45件解決してきたと説明し、今後も大陸側警察との協力を続けて犯罪の取り締まりに力を入れ、台湾海峡の両岸の人々の生命と財産の安全を保障すると表明した。

容疑者2人の台湾への移送を受け、台南市議会国民党議員団の蔡育輝書記長は「よいことだ」と述べ、人々は事件の真相と、背後にどれだけの利益が絡んでいるかが解明されることを待ち望んでいるとの考えを示した。蔡書記長はまた、「2人が大陸で捕まったことで、両岸が重大な刑事事件で協力していることが証明された。この点は大陸側に感謝せねばならない」と述べた。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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