Record ASEAN 2023年2月19日(日) 20時0分
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中国は海外団体旅行の旅先としてASEAN7カ国を含む世界20カ国を認めているが、ベトナムは含まれていない。このほどベトナム政府関係者が、ベトナムも追加するよう求めた。写真はベトナムのホーチミン市。
ベトナム紙「青年報」によると、ベトナム政府・文化スポーツ観光省国際協力局のグエン・フォン・ホア局長は9日付で、中国政府・文化和旅遊部(中国文化観光省)に対して、中国政府が認める中国人の海外旅行先のリストにベトナムを追加するよう求めた。中国政府は2月6日から中国人の海外旅行先として20カ国を認めることを発表したが、ベトナムは含まれなかった。
中国政府は1月20日、自国の旅行会社に対して、団体旅行及び航空券とホテル宿泊をセットにした旅行商品について、2月6日に試験的に業務再開を認めるとして、関連業務を行ってよい海外旅行先として20カ国を指定した。うち7カ国はタイ、インドネシア、カンボジア、フィリピン、マレーシア、シンガポール、ラオスの東南アジア諸国で、他にはエジプトやケニアなどアフリカ諸国、ロシアやスイスなど欧州諸国、キューバやアルゼンチンなど中南米諸国、ニュージーランドなどの太平洋諸国がある。
グエン・フォン・ホア局長は中国文化観光省に対して、ベトナムを早期に中国人の団体旅行先に認めることを求めた。ベトナム側として、観光協力は中国とベトナムの2カ国協力の目玉だったとの考えを示したという。
新型コロナウイルス感染症発生以前には、ベトナムを訪れる外国人観光客の中では中国人が最も多かった。また、中国にとってベトナムは海外旅行先として5位以内に入っていた。
ベトナム紙「青年報」は、ベトナムは観光業を2022年3月15日に再開して同年には366万人以上の外国人観光客を受け入れたとして、自国はすでに安全で魅力的な旅先と認知されていると論じた。
中国とベトナムに関連する観光業関連の動きとしては、中国が2022年9月に広西チワン族自治区桂林市で開催した「中国-ASEAN博覧会旅遊展」の開幕式で、中国側の招きを受けて主賓として出席したベトナム文化スポーツ観光相が祝辞を述べたことなどがある。(翻訳・編集/如月隼人)
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2023/2/17
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