CRI online 2023年2月14日(火) 18時30分
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中国中部・山西省の考古学専門家がこのほど、汾陽市馮郝溝村の北東部で、今から約5500年前の新石器時代の遺跡1カ所を発見しました。写真はF2家屋跡から出土した瓶。
中国中部・山西省の考古学専門家がこのほど、汾陽市馮郝溝村の北東部で、今から約5500年前の新石器時代の遺跡1カ所を発見しました。今回、発掘された仰韶中期の家屋遺跡2カ所は、山西省で発見された同じ年代の遺跡の中では最も保存状態の良いものとされています。
発掘エリアは子夏山と文峪河の間に位置する傾斜地で、標高は748メートルです。F1家屋跡の南側の出入り口にあるいろりには陶器の鍋が残されています。F2家屋跡からは石臼、小口で底がとがった瓶、彩色土器の鉢、缶などの破片が出土しています。今回出土した文化財は1982年に発掘された杏花村遺跡第1段のものとほぼ同じもので、今から約5500年前の仰韶中期のものだと見られます。
今回の発掘成果は当時の家屋の構造、配置、建築技法、機能などを研究する上で重要な意義を持つほか、当時の人口規模、社会構造、生産力のレベル、自然環境の変遷などの研究に重要な資料を提供するものと見られます。(提供/CRI)
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