香港の俳優トニー・レオン（梁朝偉）が8日、今月10日デビュー40周年を記念しての動画「人生半山腰」を公開すると発表した。

香港のテレビ局・無線電視（TVB）の俳優養成所でのトレーニングを終了した83年から数えて、デビュー40周年を迎えたが、先月末にはTikTok（ティックトック）中国国内版「抖音」（ドウイン）のアカウントを開設。このアカウントを通じて、今月10日正午（中国時間）に40周年記念の動画「人生半山腰」を公開することを明らかにした。

動画タイトルにある「半山腰」は「山の中腹」の意味で、これまでの俳優人生を振り返る内容になると予想されるが、ここで何を語るのかが注目される。

なお、最新作はフィリップ・ユン（翁子光）監督がメガホンを取り、アーロン・クオック（郭富城）と共演した香港発のクライムサスペンス「風再起時」で、中国では2月5日、香港で同17日から公開予定。この作品でトニー・レオンはピアノ演奏を披露しているが、撮影前にユン監督から3曲の課題を与えられ、クランクインの3カ月前から1日8～10時間の猛特訓を続けた。

実際のところユン監督は、曲を完全にマスターするレベルまでは求めていなかったが、撮影後にピアニストが音を合わせた時、舌を巻くほどの出来映えだったという。なお、トニー・レオンもこの経験をきっかけに、自宅にピアノを購入したことを明かしている。（Mathilda）