Record China 2023年2月7日(火) 8時0分
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中国の大学教授がSNS上で主張した台湾への攻撃をめぐり、台湾メディアのETtodayは中国のネットユーザーが多くの批判を寄せたことを伝えた。写真は中台の金門砲戦の中国基地。
中国の大学教授がSNS上で主張した台湾への攻撃をめぐり、台湾メディアのETtodayは中国のネットユーザーが多くの批判を寄せたことを伝えた。この動きに台湾のネットユーザーから感謝の声が上がったという。
自身の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で台湾攻撃を主張したのは、中国政法大学の楊帆(ヤン・ファン)教授だ。楊教授は1月30日、「台湾統一は内政問題であり、国家間の戦争問題ではない。ロシア・ウクライナ戦争とは異なる」との文章を投稿した。
文章は「長年議論してきた『向こうが独立しないならわれわれは攻撃しない』は平和統一を勝ち取ることが前提で、今はそれほどの意味を持たない。台湾はあいまいな概念を次々と掲げてわれわれが先に手を出すよう刺激してくるだろう。向こうが先に『独立』するのを待つ必要はない」と訴え、「2025~28年に統一戦争が起こる可能性が最も高い。28年は解放軍建軍100周年であり、贈り物が必要だ」と指摘。また、「本当に統一を実現するなら『準備ができていない』といつまでも言う必要はない」などと述べ、局地的な戦争の開始に言及した。
ETtodayの6日付記事によると、この投稿には「あなたの家からは誰が戦争に行くの?」「贈り物のために戦争をするのか?。内政問題ならなおのこと戦争という大きな代償を伴う方法を用いるべきではない」「代償を考慮しない統一の意味は何?」といったコメントが相次ぎ、台湾のネットユーザーからは「正常なコメントがこんなにたくさん。ありがとう。両岸のどちらの人々も幸せな生活を送りますように」との声が上がった。これに対し、中国のあるネットユーザーは「戦争を訴えるのはごく少数の人。中国であれ台湾であれ、庶民は戦争を望んでいない」と応じたそうだ。
ETtodayは、こうした声が上がった後の今月3日の投稿で、楊教授が「国民党が24年の選挙で勝利した後、平和統一について話をしなければ中国は軍事封鎖を行うべきだ」との考えを示したと指摘。これにも中国の多くのネットユーザーが、「戦場に行く必要のない人はこんなに気楽に語るのか」「負けてその結果に耐えることになるのは誰?。空腹を抱える時代に戻るのか?」などの声を寄せたと伝えている。(翻訳・編集/野谷)
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