2014年7月7日、中国最大のオンライン旅行会社・携程旅行網は中国から同サイトを利用して韓国を訪れた人の数が30万人を超え、過去最多となったことを明らかにした。今年は韓国がタイを上回り、中国にとって最大の海外旅行先になるとみられている。中国新聞社が伝えた。

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携程旅行網が発表した「2014年韓国旅行報告書」では、2013年に韓国を訪れた中国人観光客は約400万人。2014年に入ってからも40％を超える増加率となっている。習近平（シー・ジンピン）国家主席の訪韓を契機に両国の間で観光イヤーが展開されることになり、短期間の旅行でのビザ免除が実現すれば、韓国を訪れる観光客はさらに増加することが予想される。

報告書によると、上海や北京、広州などの主要大都市に住む人が韓国を訪れる観光客の中心となっているが、成長が著しいのは中小都市。観光先の韓国の都市で人気なのは、ソウルや済州島、江原道など。団体旅行は51％、個人旅行は49％の割合となっており、1980〜1990年代に生まれた若い世代が多く、女性観光客が7割を占めている。

韓国を訪れる中国人観光客が増えた背景には、中韓両国政府間の往来が活発になったことや、ビザや出入国手続きの簡略化、航空輸送能力の増強、直行便の開通など、双方の観光業界が積極的に対応したことがある。（翻訳・編集/岡田）