中国市場で存在感を失ったメード・イン・コリア、その原因は?=韓国ネット「脱中国を」

Record Korea    2023年1月7日(土) 12時30分

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5日、韓国メディア・韓国日報は「中国市場でメード・イン・コリアの存在感が失われつつある」とし、「米中対立の深刻化により中国人の愛国心が強まったためだ」と伝えた。

2023年1月5日、韓国メディア・韓国日報は「中国市場でメード・イン・コリアの存在感が失われつつある」とし、「米中対立の深刻化により中国人の愛国心が強まったためで、中国に進出した韓国企業が米中対立の流れ弾を受けている」と伝えた。

記事によると、12年に2542億ドル(約33兆7015億円)だった中国と韓国の貿易規模は21年に3641億ドルまで増加した。10年で全体の貿易量は増えたものの、中国市場で韓国製品が占める割合は下落傾向にある。12年に9.2%だった韓国の中国輸入市場シェアは15年に10.9%で最高値を記録した後、18年に9.7%、19年に8.4%、21年には8.0%まで下がった。

中国の輸入市場の国・地域別順位で韓国は13年から1位を維持していたが、19年に台湾に追い抜かれ、2位となった。21年の国・地域別シェアは台湾(9.4%)が1位で、韓国(8.0%)、日本(7.7%)、米国(6.7%)と続いた。12~21年の10年でシェアが増加した国・地域は上位4位のうち台湾(2.1%増)のみで、韓国、日本、米国はそれぞれ1.2%、2.1%、0.3%低下したという。

中国市場で韓国製品の存在感が失われつつある原因としては、中国製品の品質向上と「グオチャオ(国潮)」ブームが挙げられている。記事は「グオチャオは中国を意味する『グオ』と流行を意味する『チャオ』の合成語で、外国製品を買わずに中国製品を使う愛国主義の消費運動」とし、「米中対立の激化により形成された反米感情が中国国民の愛国主義をあおり、韓国企業の製品が餌食となった」と説明している。

品目別では半導体、精密化学原料、LDCなど中間財の輸入割合の減少が目立った。対中国輸出の主要品目だった化粧品も大きく減少したという。

北京の韓国流通業者関係者は「以前は(中国市場で)韓国製品であることを積極的にアピールするマーケティング戦略をとっていたが、中国の若者の間で輸入品を避ける傾向が強くなってからはメード・イン・コリアであることを隠している」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の反中政策のせいだ。輸出がどん底に落ちるのも時間の問題」「米国のせいではなく、国産化して自力更生しようという中国のロードマップのせい。米中戦争があってもなくてもメード・イン・コリアは存在感を失っていた」「中国で事業していた人の多くが『韓国製品には競争力がない』と認めている。中国製品は品質もそれなりだし韓国製品より断然コスパが良い」「時間がかかっても長期的には脱中国を実現しないと。韓国企業が中国市場で地位を確立するのは難しい」「どうせ中国は韓国を属国としか見ていない。気にせず脱中国を進めよう」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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