ウルムチ暴動から5年、中国当局は強硬姿勢強めるも、テロは中国各地に拡散―仏メディア

Record China    2014年7月7日(月) 10時4分

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5日、中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市で2000人近い被害者が出た大規模暴動から5年となった。RFI中国語電子版は「暴動は鎮まるどころか、激しさを増し、中国全土に拡散している」と伝えた。写真は厳重警備が敷かれたウルムチの中学校。

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2014年7月5日、中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市で、犠牲者・負傷者合わせて2000人近い被害者が出た大規模暴動から5日で5年となった。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語電子版は、「ウルムチ暴動5年」を伝えた各メディアの報道を紹介した。

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AFP通信は「中国メディアは暴動5周年に際し、沈黙を保っているようだ」とした上で、新華社の報道を引用し、「新疆はいまだ傷口を包帯で巻いたまま、ウルムチ市内は明らかに警備を強化」と伝えた。

香港・文匯報は「7月5日を前に、ウルムチ市内の主な通りは150メートル間隔で武装警察隊が配備され、パトロールを強化している」と伝えた。

中国国営・中国新聞社は「落ち着きを保つ新疆:プラスエネルギーを集結し、大きく美しい新疆を共同で建設しよう」との見出しで、地元市民の生活向上を目的とした約270のプロジェクトに7000億元(約11兆5000億円)余りが投資されたと指摘。テロ対策でも、警察当局は1年間で32のテログループを摘発し、テロ事件の公開裁判で315人に判決を言い渡したと伝えた。

RFIはこうした報道を紹介した上で、「中国当局はこの5年間、強硬な姿勢でテロ対策に取り組んできたが、暴動は鎮まるどころか、激しさを増し、中国全土に拡散している」と伝えた。(翻訳・編集/NY)

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