2022年12月9日、環球網は、サッカー韓国代表を退任するベント監督に、中国代表監督のオファーがあるとする韓国メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、韓国メディア・亜洲経済の9日付報道として、中国サッカー協会が先日韓国のマネジメント企業を通じてベント氏に今後中国代表の指揮を執るつもりがあるかを問い合わせるとともに、20億ウォン（約2億1000万円）の年俸を提示したと紹介。これに対しベント氏は態度を示していないものの、亜洲経済はベント氏が18年に中国スーパーリーグの重慶当代力帆（今年5月に解散）の監督を務めた経験を持つことから、今後中国側とさらなる交渉を進める可能性があると報じたことを伝えている。

ベント氏は18年のワールドカップロシア大会後に韓国代表監督に就任し、今回のカタール大会では韓国を12年ぶりに決勝トーナメントに進出させる手腕を発揮した。しかし、敗退後に韓国代表監督の契約を更新せず、ポルトガルに戻って休養した後今後の動向について決定すると述べていた。

記事は、中国代表以外にも、ベント氏にオファーを出している国があると伝えている。

この情報について、中国のネットユーザーは「現在の管理体制では、サッカーの神様的人物を招いたところでマネジメントできるとは思えない」「いくら名将といえど、このぐちゃぐちゃな中国サッカー界を立て直すのは無理」「唯一の救いの道は、今の体制を一旦全て解散させて、効率的でオープンなサッカーマネジメント機構を再構築することだ」など、中国サッカーに対する手厳しいコメントを残している。（翻訳・編集/川尻）