サッカーのワールドカップ（W杯）カタール大会の日本対クロアチアの試合で、日本のサポーターが相手を挑発するようなボードを掲げていたことが物議を醸している。

5日に行われた決勝トーナメント1回戦で日本はクロアチアにPK戦の末敗れた。奮闘した日本代表の選手たちに中国でも称賛の声が上がる中、スポーツメディア・捜達足球は「日本のサポーターが品位で負ける、モドリッチを挑発！」と題する動画記事を配信。動画には、スタンドで日本のサポーターが「Where is Modric？（モドリッチはどこへ行った？）」と相手の中心選手を挑発する文言を書いた段ボールを掲げる様子が紹介されている。

中国メディアの騰訊網は「品位に欠ける行動に良い結果なし！。日韓サポーターの2枚のプラカードが自分たちを帰国させる」とし、韓国のサポーターがブラジル戦で「Remember Mineirão Kor 7-1 Bra」（ミネイロンを覚えているか。韓国7-1ブラジル）と書いた紙を掲げ、ブラジルがドイツに1-7で敗れた「ミネイロンの悲劇」をやゆしたことを併せて紹介。日韓のサポーターの品位に欠ける行いでチームが破れたのは「因果応報」だと指摘した。

中国のネットユーザーからは「日本のサポーターは毎試合ごみを拾って世界から称賛されていたのではなかったのか？」「日本のサポーターのモラルもこの程度」「サウジアラビアサポーターは『メッシはどこへ行った？』と掲げて敗退、日本サポーターは『モドリッチはどこへ行った？』と掲げて敗退」「素養が低いとしか言えない」といった批判的な声が上がる一方で、「よくあること」「騒ぐほどのことではない」との声も見られた。

なお、問題の段ボールを掲げたサポーターに対しては日本のツイッター上でも「日本の恥」「いい試合に水を差すな」「本当に情けない」など批判が殺到している。（翻訳・編集/北田）

where is modric？
モドリッチは準決勝だよ。
こいつらは二度と日本の地を踏むな。
みんなこいつらのせいで負けたことにしていいよ、マジで。 pic.twitter.com/SIqSRmsjLe

— ダブルデッカー (@PourlepianoP) December 5, 2022