Record China 2022年11月1日(火) 6時0分
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中国から2008年に台湾に寄贈された18歳の雄のジャイアントパンダ「団団(トゥアントゥアン)」が悪性脳腫瘍の疑いで命の危機にひんしている。
中国のウェブメディア、観察者網の30日付報道によると、台湾行政院農業委員会の副主任委員である黄金城氏はこのほどメディアのインタビューで、「当初の合意では、ジャイアントパンダは大陸側が所有していて、台湾では展示しているにすぎない。大陸側は必要に応じて持ち帰ることができる」などと発言して批判を浴びているという。
黄氏の発言について、台北市議会議員の王鴻薇氏(国民党)は「ジャイアントパンダは物品ではない。壊れたから返すというのは責任感に欠ける」と批判。ネット上でも「動物園のために何十年も稼いでくれたのに、病気になったから返す?人でなしすぎる」「そんな人間性に欠けることよく言えるな」などの声が上がった。
台湾が診療への協力のために大陸側の専門家を招く許可申請を行ったことについて、中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は28日、「ジャイアントパンダ保護研究センターは9月下旬に専門家チームを立ち上げて台北動物園と緊密に連絡を取り合い、トゥアントゥアンの治療状況に関心を持ち続け、技術支援を提供している。同センターは27日午後に台北動物園から協力を求める招待状を受け取った。診療と看護の専門家2人を選んで台湾に派遣し、トゥアントゥアンの治療と看護に参加させる予定だ」と説明。その上で、「(台湾海峡)両岸の各方面の関心と支持の下、トゥアントゥアンがより良い治療と看護を受けられることを願う」と述べた。(翻訳・編集/柳川)
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