2014年6月25日、韓国紙・中央日報は、韓国のネットで中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席に対する悪口があまりなく、むしろ「問題ないと思える人」と好意的にとらえられていると指摘した。中国紙・新京報が伝えた。

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中央日報・中国研究所の劉尚哲（ユ・サンチョル）所長は、習主席が韓国で好感を持たれる理由として、次の3点を挙げた。

1つ目は、180センチを超える大柄な体格と寡黙な性格。これが人々には軽はずみではなく、頼もしいイメージを与えている。

次に、逆境を乗り越えた成功ストーリー。習主席は、副首相を務めた父・習仲勲（シー・ジョンシュン）氏の失脚や、文化大革命時に田舎で過酷な労働を体験した際に、皮膚がノミにかまれすぎて固くなったため、その後はノミもかまなくなったなど、底辺の生活から這い上がったエピソードが伝えられている。

3つ目は、強力なリーダーシップ。国の改革のため組織を自ら率い、滅私奉公の姿勢で汚職撲滅に取り組むなど、指導者としてのカリスマ性に評価が高い。

劉氏はまた、昨年、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が訪中した際に、女性に配慮した細やかな晩餐メニューを用意したことや、今年2月の朴大統領の誕生日にお祝いの手紙を送るなど、習主席の人間味あふれるアプローチも好感をもたれる理由だと指摘した。

習主席は7月初めに韓国を訪問する。劉氏は「中韓両国の友情をより確かなものにする良い契機となるだろう」と述べた。（翻訳・編集/NY）