日本の町工場に見る「メイド・イン・ジャパン」の神髄、その驚くべき技術力に専門家も驚愕する―日本華字紙

Record China    2014年6月23日(月) 12時15分

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20日、日本華字紙・日本新華僑報は、「日本の町工場はハイレベルな研究が可能」と題した記事を掲載した。写真は日本の風景。

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2014年6月20日、日本華字紙・日本新華僑報(電子版)は、「日本の町工場はハイレベルな研究が可能」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

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日本の製造業は世界で高い評価を受けている。「メイド・イン・ジャパン」は品質保証書と同じ意味を持つ。日本の製造業を支えるのはグローバルな大企業だけではない。中小企業や街中にある古くて小さな「町工場」も大きな力となっている。

近年発見された資料によると、太平洋戦争末期に米軍の空襲に反撃するため、東京都葛飾区にある町工場が最新式の戦闘機2機を開発した。すぐに終戦になり、その戦闘機は飛び立つことなく米軍に没収されたが、その緻密な設計や生産能力は専門家を驚愕させるものだったという。

2009年1月には東大阪市の中小企業が中心となった「東大阪宇宙開発協同組合(2012年に宇宙開発協同組合SOHLAに改名)」が人工衛星「まいど1号」を打ち上げた。まいど1号は9カ月間にわたって宇宙から衛星写真の撮影や雷の観測などを行った。同組合は2015年ごろまでに二足歩行ロボットを月面に送り込むと宣言している。

戦前から現在に至るまで、日本の町工場はなぜこれほどハイレベルな研究成果を出しているのか。それは地域に密着した町工場が、住民とのコミュニケーションのなかで生まれたアイデアを実現化する努力を惜しまないからだ。また開発した独自の技術を外部に漏らさず、「企業秘密」として大切に守り続けている町工場が多いことも挙げられる。さらに大学などの研究機関と中小企業が手を結び、新技術を開発する「産学連合体」の意識も広がっている。

市場競争力の低下と旧態依然とした経営理念から、消滅していく町工場は多い。しかし、「メイド・イン・ジャパン」の神髄は尊敬に値するといえよう。(翻訳・編集/本郷)

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