Record China 2022年8月31日(水) 16時0分
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サッカーの中国スーパーリーグの試合で、スタンドのサポーターが審判の「遺影」を掲げた。
サッカーの中国スーパーリーグの試合で、スタンドのサポーターが審判の「遺影」を掲げた。中国のスポーツメディア・新浪体育が伝えた。
問題の行為があったのは28日に行われたリーグ戦第15節、河南VS広州の試合。河南のサポーターがスタンドで同リーグ審判員の馬寧(マー・ニン)さんの遺影を掲げた。試合を解説していた袁甲(ユエン・ジア)氏は「非常に腹立たしい。これはひどすぎる」と苦言を呈した。
きっかけは前節の試合だった。河南のFWドゥラードが、この試合で主審を務めていた馬さんに後方から体当たりし、レッドカードを受けて退場となった。ドゥラードは直前に馬さんに抗議したことで注意を受けており、この“口論”が発端になったとみられる。ドゥラードには試合後、12カ月の出場停止という極めて重い罰が下った。このことに不満を抱いた河南のサポーターが上述の行為に及んだというわけだ。
しかし、袁氏は「数年前に試合を台無しにした審判の家で葬式が行われたことがあった。ファンがどこで手に入れたのか、審判の父親に繰り返し電話をかけて罵声を浴びせた。こういう人たちはファンとは呼べない。ヤクザだ」とし、「ドゥラードと馬さんの件については事実に即して議論し、その家族に危害が及ばないようにしなければならない」と語った。
中国のネットユーザーからは「頭の悪い奴らはその報いを受ける」「馬寧が被害を届け出たら刑事責任を追及されるのでは?」といった声が上がる一方、「馬寧の審判としての能力は問題ないが、心が黒い」「馬寧はこういう“事件”を何度も起こしている」「きっと金をもらっているのだろう」「ブラックな審判にこれくらいするのはひどいとは思わない。彼が騒動を起こすのは一度や二度じゃない」「中国全土で彼のことを公平な審判だと評価するのは(ひいきされた)上海上港と北京国安のサポーターだけ」など、馬さんにも責任があるとの声が多く寄せられていた。(翻訳・編集/北田)
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