日本の転売ヤー対策で? 香港で「RGゴッドガンダム」の価格が高騰―香港メディア

Record China    2022年8月17日(水) 14時0分

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5日、香港01は、新発売のプラモデル「RG 1/144 ゴッドガンダム」が香港では高値で転売される一方、日本では発売元のバンダイが仕掛けた三つの「転売ヤー」対策により販売店に潤沢な在庫があると報じた。

2022年8月15日、香港メディアの香港01は、新発売のプラモデル「RG 1/144 ゴッドガンダム」が香港では高値で転売される一方、日本では発売元のバンダイが仕掛けた三つの「転売ヤー」対策により販売店に潤沢な在庫がある状況だと報じた。

記事は、日本では税込み定価3850円で13日に発売された「RG 1/144 ゴッドガンダム」が香港では299ドル(約5000円)で販売され、399ドル(約6800円)で転売される状況が発生したのに対し、日本では至る店舗に在庫が山積みになっている様子がツイッターの書き込みでうかがえると紹介。在庫が潤沢なため高額による転売が発生していないとし、その理由を三つ挙げている。

まず、バンダイがもともと今年6月としていた発売月を直前の5月24日に「諸般の都合により8月に延期する」と発表した点を挙げた。Amazonやオークションサイトなどで「転売ヤー」が1万5000円などの高額予約販売を受け付けていた状況に鑑み、バンダイ側が発売月を延期して増産し潤沢な在庫を確保する策に打って出たとの見方が出て、転売価格が6000円にまで下がっても売れない状態になったとした。また、二つ目の方策として発売からわずか1カ月後の9月に再生産、再販の実施を決定したことを挙げている。

そして三つ目として、バンダイが各店舗に対し意図的に前倒しで大量の製品を送り届けたことを挙げた。各店舗がSNS上で大量の在庫写真を掲載し「これだけ在庫があるので、開店前に並ぶことなく買える」「置き場がないほどに送られてきたので一部返品したほど。どうぞ好きなだけ買ってください」といったような書き込みを行うことで発売日の混乱を避けるとともに、転売ヤーに「大量の買い占めに意味がない」と感じさせることに成功したと説明。あまりに在庫が潤沢なため、一部の量販店では値段のつり上げどころか逆に20%引きの3000円ほどという価格での数量限定セールまで行われたと伝えた。

記事はその上で「まさにバンダイが正価で手に入らないと訴える日本のユーザーを満足させるべく日本で大量の在庫を確保したことで、香港への出荷量が非常に少なくなった。このため、香港では価格が399香港ドルまでつり上がってしまった」と評している。(翻訳・編集/川尻


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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