中国各地の危機イメージを表した「リスク地図」公開、広東省や北京市が最も危機的―中国メディア

Record China    2014年6月19日(木) 7時43分

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17日、中国本土の各地域が直面している危機イメージを表した「リスク地図」が今月16日、新華社通信のサイト穿越中国網で公開された。写真は広東省広州市。

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2014年6月17日、中国本土の各地域が直面している危機イメージを表した「リスク地図」が今月16日、新華社通信のサイト穿越中国網で公開された。新華網が報じた。

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同地図は、中国社会科学院の「危機イメージ応対研究報告書2013−14」の研究成果の1つで、2013年に報道された2074の典型的な事例の統計を基に作成された。各省が直面している危機イメージを、▼「危」公共の安全▼「乱」社会の秩序▼「汚」生態環境▼「難」公共サービス▼「悪」政府役人のイメージの5大分野に総括。24のリスクを55項目に分けて記している。

報告書は、各地域ごとに全体的な危機イメージのレベルをまとめ、5月末に順位を発表。最も危機的な地域トップ10は、上から順に広東省、北京市、河南省、陝西省、江蘇省、浙江省、湖南省、山東省、海南省、安徽省だった。

同報告の編集責任者である、中国人民大学危機管理研究センターの唐釣(タン・ディアオ)センター長は、穿越中国網の取材に応じ、政府役人のイメージを改善する方法や各地が危機イメージにどのように対処し、社会の問題解決能力を向上させるべきかなどをめぐる自身の見方を語った。

唐センター長は、「『リスク地図』は転換期にある中国の社会において突出している要素を明確に指摘している。その目的は、社会問題の解決が必要であることを、各地の人々に気付いてもらうこと。リスク管理による予防や問題改善、科学的処置を通して、恒久的な安全と国民が満足できる社会ガバナンスができる」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

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