中国の対外貿易が流れに逆らって上昇、再び記録を更新―中国メディア

人民網日本語版    2022年7月31日(日) 19時0分

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今年上半期には、中国の物品貿易輸出入額が前年同期比9.4%増加した。

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中国税関の統計によると、今年上半期には、中国の物品貿易輸出入額が前年同期比9.4%増加した。5月の輸出入額は同9.5%増、6月は同14.3%増となり、急速な増加ペースは4月に新型コロナウイルス感染症の打撃によって生じた成長率の低下傾向を一変させた。輸出入成長率は月ごとに上昇し、対外貿易は底を打って反転上昇し、V字回復を遂げるという特徴を示し、通年の対外貿易の安定と質向上に向けて着実な基礎が打ち立てられた。

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中国の対外貿易は流れに逆らった急上昇を遂げただけでなく、2つの「過去最高」も達成した。上半期の全国の物品輸出入総額は19兆8022億元(約396兆円)に達して、過去最高を更新した。6月の輸出入総額は3兆7000億元(約74兆円)を超え、そのうち輸出額は2兆2000億元(約44兆円)となり、どちらも単月の過去最高を更新した。

対外貿易の成長率が上昇したと同時に、質も安定的に向上した。一般貿易の輸出入の割合が拡大を続け、主要貿易パートナーとの輸出入が増加傾向を保ち、対外貿易経営者の活力がさらに増強し、主要製品の輸出入が安定的に増加した。今年6月末現在、中国の対外貿易輸出入額は8四半期連続で前年同期比がプラスになっている。

中国世界貿易機関(WTO)研究会の霍建国(フオ・ジエングオ)副会長は、「5月の中国の輸出が急速に反転上昇したのは、実はコロナ後の回復的成長だ。その背景は国が力を集中させて対外貿易を制約するマイナス要因を打ち破ったことと切り離せない。例えば『グリーンチャンネル』を開通して、対外貿易企業の優先的な物品輸送を保証したことなどがある。全体として、企業活動・生産活動の回復と物流円滑化の政策が実質的な効果を上げた」と述べた。

商務部国際貿易経済協力研究院対外貿易研究所の梁明(リアン・ミン)所長は、「次の段階には対外貿易の安定保障と質向上の推進が取り組みのカギになる。中国の輸出入の規模と国際市場におけるシェアの安定を維持すると同時に、中国の対外貿易発展の質と効率を高め、高いレベルの対外開放を実現する」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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