恐怖に怯える中国、「通り魔!」のデマで地下鉄乗客がパニックに―湖北省武漢市

Record China    2014年6月18日(水) 10時13分

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17日、荊楚網は記事「武漢市地下鉄でけんか、パニックの引き金に=乗客が逃げる途中に怪我」を掲載した。テロや通り魔の恐怖が蔓延している中国、ちょっとした発端がパニックを引き起こす事件が続いている。

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2014年6月17日、荊楚網は記事「武漢市地下鉄でけんか、パニックの引き金に=乗客が逃げる途中に怪我」を掲載した。

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16日午後、湖北省武漢市の地下鉄2号線宝通寺駅で乗客がパニックになる騒ぎが起きた。乗客たちは我先にと車両から逃げ出したが、多くの負傷者が出たほか、混乱の中で持ち物をなくした人も出た。逃げ出した乗客たちは「通り魔が出た」との話を聞いて慌てたのだという。

実は通り魔は全くのデマ。男性乗客が席をめぐってけんかを始めたところ、周囲の乗客がそれを避けようと移動。その動きを見て遠くの乗客も事情をわからないまま移動を始め、どうやら通り魔が出たらしいとの誤解へとつながった。

実はこうした通り魔のデマがパニックを引き起こす事件は中国ではたびたび起きている。特に最近では爆弾テロや通り魔などのニュースが相次いでいるだけに、恐怖が伝染しやすい状況となっているようだ。武漢市地下鉄でも今月6日、ある女性乗客が「車内で刃物をを持った強盗がいる」と通報、乗客がパニックを起こす事件が起きたばかりだった。(翻訳・編集/KT)

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