Record China 2022年7月5日(火) 23時0分
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中国北京で4日に開かれた会合で、米国とロシアの駐中国大使がウクライナ問題や国際秩序などをめぐって舌戦を繰り広げた。写真は世界平和フォーラム。
中国北京で4日に開かれた会合で、米国とロシアの駐中国大使がウクライナ問題や国際秩序などをめぐって舌戦を繰り広げた。中国メディアの澎湃新聞が伝えた。
清華大学主催の第10回世界平和フォーラムが2~4日の日程で行われ、米英仏ロの駐中国大使や中国側代表が4日午前の「国連と国際秩序」大会に出席した。記事によると、米国のバーンズ大使は「挑発を受けていない状況下でウクライナに違法に侵入し、一方的に衝突を引き起こして多くの市民の死傷を招いた」とロシアを非難し、国連憲章の規定に直接違反する行為だとも発言した。
また、「現在の国際秩序の最大の脅威はロシアがウクライナに対して起こした戦争だ」とし、こうした非難にロシアのデニソフ大使は「『挑発を受けていない』との見方に同意できない」と反論。その上で、「バーンズ氏は2014年以降の北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大に言及しなかったが、これがまさにロシアがやむを得ず行動を起こした原因だ」と指摘した他、「われわれは一つの面だけを見てはならず、何が悲劇の根源かを見るべきだ」と述べた。
一方、バーンズ大使はNATOの東方拡大がロシアへの挑発になるとの問題について、2001~05年の間に7カ国の加盟を受け入れ、当時NATOロシア理事会が設立されたことや首脳会議にロシアのプーチン大統領が出席したことを指摘。これを踏まえて再び「(ロシアは)当時、NATOの東方拡大を受け入れたが、今はNATOの脅威にさらされたと述べている」と非難した。(翻訳・編集/野谷)
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