時代劇ドラマ「夢華録」のヒットに続き、女優リウ・イーフェイ（劉亦菲）の次回作とされる武侠ファンタジードラマ「長陵」では、相手役を演じる俳優の人選も注目を集めている。

リウ・イーフェイと俳優チェン・シャオ（陳暁）が主演の「夢華録」は、動画配信サービス・騰訊視頻（テンセント）で先月配信されて記録的なヒット作品となった。同じヤン・ヤン（楊陽）監督がメガホンを取る武侠ファンタジー「長陵」は、愛奇芸（アイチーイー/ iQiyi）が昨年末に制作を明らかにしていた作品。先月に入ってから、ニュースサイトの捜狐（SOHU）をはじめ複数のメディアが、リウ・イーフェイの主演が確定したと報道している。

「海上牧雲記 〜3つの予言と王朝の謎」や「燕雲台-The Legend of Empress-」など数々の人気ドラマを手がけたスタイリストのホアン・ウェイ（黄薇）氏を迎え、愛奇芸が注力する時代劇の大作と紹介される「長陵」だが、男性主人公のキャスティングも注目を集めることに。当初はウー・レイ（呉磊）、ワン・イーボー（王一博）、チャン・ビンビン（張彬彬）、チェン・ジョーユエン（陳哲遠）といった名前が候補に挙がっていたが、最近では「陳情令」でブレークしたシャオ・ジャン（肖戦）の名前が浮上。中国版ツイッター・微博（ウェイボー）でこの話題についての閲覧量がまたたく間に1億を突破し、シャオ・ジャン人気のすさまじさを示している。

「夢華録」で16年ぶりにドラマ復帰したリウ・イーフェイだが、「長陵」は16年前の前作「神雕侠侶」（06年）に続く武侠作品という点も期待を集めている。また、もしシャオ・ジャンとの共演が実現すれば、2人の人気や影響力だけでなく、それぞれ持つ独特の「仙気」も作品を盛り上げ、ヒットは間違いなしとの声も上がっている。(Mathilda)