人民網日本語版 2022年6月29日(水) 9時30分
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年に一度のショッピングイベント「618」がこのほど終了し、多くの人はたくさん買い物をした満足感に浸った後で、荷物が入っていた箱を大量に処分しなければならないという問題に直面する。
年に一度のショッピングイベント「618」がこのほど終了し、多くの人はたくさん買い物をした満足感に浸った後で、荷物が入っていた箱を大量に処分しなければならないという問題に直面する。しかしこれからの循環可能な宅配便用包装なら、この問題を解決してくれる。
北京に住む江楓さんはECプラットフォームでよく生鮮冷凍食品を購入する。いつ頃からだろうか、気がつけば家に届く宅配便は使い捨ての白い発泡スチロールの箱を使わなくなっていた。「配達員が家に誰かいるか確認してから荷物を届けに来て、商品を保温箱から取り出してこちらに手渡しし、箱は持ち帰るというのが大半のケースだ」という。
この循環型生鮮食品用保温箱は、これまで生鮮冷凍食品を運ぶのによく使われていた発泡スチロール箱とは異なり、使用サイクルがより長く、通常は1年以上で、数百回繰り返し使える。さらに白色汚染と呼ばれる使い捨ての発泡スチロール箱と異なり、多くの場合、温度を保つ材料には発泡ポリプロピレンが使われ、断熱性能が高いだけでなく、より軽くて丈夫で、さらに自然に帰りやすいという特徴がある。
輸送条件が特殊な生鮮冷凍食品だけでなく、数がより膨大な一般の商品についても、多くの企業が同じようにオリジナルの循環可能型宅配便包装を打ち出している。2017年12月、京東物流が初めて循環型宅配便包装箱「青流箱」を試験的に打ち出した。通常の状況であれば50回以上繰り返し使えるという。21年7月には、2回の改良を経た順豊の循環型包装箱「豊多宝(π-box)」が正式にテストを開始。同12月末までに72万個が投入され、のべ280万回循環使用された。
現在、一般商品の循環型宅配便包装の大半はポリプロピレンを素材としたハニカムサンドイッチパネルで、軽い、丈夫、たたみやすいなどの優位性がある。主要メーカーの1つである小象回家が提供した資料によると、通常であればこの素材の循環型箱の使用寿命は3年で、寿命後のポリプロピレンの回収率は90%以上になる。それだけでなく、現在の循環型宅配箱の大半は封をするのにマジックテープ、スナップ、ファスナーなどが使われており、プラスチックテープの使用をゼロにでき、これまで頭を悩ませてきたプラスチックテープの大量使用という問題も解決してくれるという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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