Record China 2014年6月16日(月) 6時30分
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13日、W杯の観戦者が世界で最も多い中国で、今回のブラジル大会に合わせて企業や個人が観戦のためのさまざまな対策を講じている。写真は開幕戦を見る中国の若者。
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2014年6月13日、W杯の観戦者が世界で最も多い中国で、今回のブラジル大会に合わせて企業や個人が観戦のためのさまざまな対策を講じて話題になっている。一部の企業は従業員に最大3日間のW杯休暇を与えたり、始業時間を遅らせるなどしている。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。
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米紙ニューヨーク・タイムズによると、国際サッカー連盟(FIFA)が発表したデータでは、06年のW杯ドイツ大会の観戦者が世界で最も多かった国は中国で、全試合の観戦者数は延べ39億8000万人だった。10年の南アフリカ大会も、中国ではほとんどが深夜から翌朝にかけての試合だったにもかかわらず、中国の観戦者はさらに増え、1試合平均の観戦者数は1750万人にも上った。
ブラジルで12日に始まった今大会も多くの試合が中国では深夜から早朝にかけて行われるため、試合を観戦した中国人労働者の仕事に影響が出ることが予想される。このため、一部の企業では特別な対策を講じている。
広東省広州市のある企業ではW杯期間中、従業員に最大で3日間の休暇を与えることを決定。さらに、企業側は試合を生放送で観戦できる大スクリーンを設置し、ビールやおつまみなども無料で提供する。これに対し、ネット上では「うらやましい」の大合唱が巻き起こるとともに、一部では「ネタではないか」との疑いの声も挙がっている。
また、重慶のIT企業では、深夜の観戦を終えて寝ぼけまなこのまま出勤する従業員に対し、せめて見た感じだけでもスッキリさせようと、無料でフェイシャルパックを配布することを決定した。別の企業では始業時間を遅らせることで対応するという。しかし、従業員へのこうした配慮を行う企業はごく少数に限られており、大多数の人は享受できないのが現実だ。
一方、何が何でも試合は見たいけれど、十分な睡眠も取りたいという熱狂的なサッカーファンの一部には、偽造診断書を使って会社を休む人も出現している。中国のネット上ではW杯用の偽造診断書が簡単に購入できるという。(翻訳・編集/HA)
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