2022年6月19日、点時新聞の微博（ウェイボー）アカウントは、湖南省のカフェでテイクアウト注文した飲料のカップ内部に虫が付着していたことへの賠償内容に不満を覚えた消費者が、当局に告発を行ったと報じた。

記事によると、同省湘潭市にあるカフェで19日、女性客がカフェチェーン・ラッキンコーヒーの店舗で飲み物を注文して持ち帰ったところ、透明なプラスチックカップのふたの内側に虫が付着していたのを発見。カスタマーサービスに連絡したところ、飲料が買える金券5枚を賠償として進呈すると提案されたという。

この賠償内容について不適切であると感じた女性客は、国の消費者クレームホットライン「12315」に連絡して苦情を申し立てた。これに対してカスタマーサービスはすでに当該店舗に通知するとともに、関係当局による調査に応じる意向を示しているとのことで、女性客と店側が現在賠償内容について交渉を続けているという。

この件について、中国のネットユーザーは「詳しい内容を見る前に、まさかラッキンコーヒーじゃないよなと思ったら、やっぱりラッキンだった」「虫が付いてたのに金券を使ってまた買ってねっていう店側の態度に笑い死にしそう」「まるで虫入りが当たりくじみたいだな」「今、机の上にラッキンコーヒーがあるんだけど。飲み続けるか考えちゃってるよ」といった感想を残している。

一方で「この飲み物に黒い虫が混じるのは正常。作業空間がオープンだから、ふたを閉める瞬間に虫が入り込む」「ゴキブリや大きなハエなら賠償する必要があると思うが、こんな小さな虫は入っちゃっても仕方ないのでは？」「こんな小さな虫でそれほど騒ぎ立てる必要はないだろう」など、女性客の反応が過剰であるとの認識を示すユーザーも一部で見られた。（翻訳・編集/川尻）