国際オリンピック委員会（IOC）の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）公式アカウントが7日、羽生結弦の動画を使って受験に臨む生徒らにエールを送った。

中国の大学入試「高考」（全国統一考試）は同日に初日を迎えた。今年は過去最多の1193万人が受験する予定。「超」が付く学歴社会の中国ではこの試験で進路が決まるとあって、生徒たちは並々ならぬ思いで受験に挑む。

そうした中、IOCの微博アカウントは「試験会場に入ったら、あなたの努力の成果を見せましょう！また大学入試シーズンになりました。すべての受験生に羽生結弦からの没入式の激励を。皆さんが良い成績を取れることを祈ります！」とつづり、動画を投稿した。

動画は、今年の北京五輪の演技後に「グリーンルーム」（上位3選手が待機する場所）でカメラに向かって拍手をしたり、手を振ったり、拳を振ったりする羽生の様子を編集したものだ。

ネットユーザーからは「IOCに愛される羽生くん。皆さん、受験頑張ってください」「2度のオリンピックチャンピオン、スーパースラム（ジュニアとシニアの主要大会優勝）達成者。きっとみんなに幸運をもたらすよ」「早稲田大学の優秀な卒業生だからね」「GOAT（Greatest Of All Time。史上最高の選手）が持つ幸運をシェア。受験頑張って」「“戦場”に向かううちの子の代わりに、羽生くんに感謝します」「私は来年受験なんだけど、来年にもまた投稿してくれますか？」といった声が寄せられている。（翻訳・編集/北田）