中国の人気俳優シャオ・ジャン（肖戦）が眼鏡店2社を権利侵害で訴えた裁判で、2社に対して賠償金の支払いが命じられた。

シャオ・ジャンは先ごろ、広東省深セン市の利鴻源貿易有限公司と浙江省義烏市の瑞晶眼鏡有限公司を権利侵害で訴えた。北京法院裁判情報網によると、一審判決は2社がそれぞれ経営するショッピングサイトでシャオ・ジャンの肖像と氏名を広告に無断使用した上、シャオ・ジャンが提携するブランドの画像を悪意を持って加工したとして、利鴻源貿易有限公司におよそ5万8000元（約110万円）、瑞晶眼鏡有限公司におよそ4万元（約80万円）の賠償金の支払いと、それぞれのウェブサイトへの3日間の謝罪声明の掲示を命じた。

中国のSNS・微博（ウェイボー）では「シャオ・ジャンが眼鏡店2社を権利侵害で訴えた裁判に勝訴」が一時トレンド入り。ネットユーザーからは「シャオ・ジャンの権利保護を支持する」「良かった。法律は順守すべきだ」「権利を侵害した上に他社の画像を加工するなんてとんでもない」「シャオ・ジャンに対してだけでなく、提携会社への権利侵害でもある」「こういう行為は小さい町でしょっちゅう起きている。特に女性芸能人が美容広告に勝手に使われている」「もっと厳しく取り締まるべき。緩いからなくならない」といったコメントが寄せられた。

中国では近年、芸能人が権利侵害で企業や個人を訴えるケースが相次いでいる。（翻訳・編集/北田）