タイが入国に現金2万バーツ以上の携帯を義務づけ、ネットユーザーがツッコミの嵐―中国

Record China    2014年6月9日(月) 1時20分

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6日、タイに入国する外国人は、クレジットカード以外に、現金2万バーツ(約6万3000円)以上、あるいは相当額の外貨を携帯しなければならないことになった。写真はバンコク。

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2014年6月6日、中国外交部中国領事サービス網が在タイ中国大使館の情報を引用して伝えたところでは、タイに入国する外国人は、クレジットカード以外に、現金2万バーツ(約6万3000円)以上、あるいは相当額の外貨を携帯しなければならないことになった。人民日報(電子版)が伝えた。

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専門家は「タイが今回発表した規定の目的は、海外観光客の誘致と観光消費の増加を図り、周辺国の住民が違法移住を目論み観光名目で入国するのを制御することにある。だが、観光客から反感の声が上がる可能性は高く、かえってマイナスの影響が及ぶ恐れがある」と指摘した。

■タイ移民局:到着ビザを含む各種ビザで入国する外国人が対象

タイ軍事政権はこのほど、パタヤ市、サムイ島、プーケット島の観光地3カ所に発令されていた夜間外出禁止令を解除すると発表した。また、タイ移民局は、「タイに入国する外国人はクレジットカードとは別に、現金2万バーツ(あるいは相当額の外貨)以上を携帯する必要がある」という内容の新政策を発表した。この新規則は到着ビザを含む各種ビザでタイに入国する外国人に適用され、移民局担当官は入国する外国人に対して無作為サンプリング検査を実施する。これまでに、数人の中国人観光客がサンプリング検査の対象となった。

タイ国家観光局北京事務所の職員は、「タイが新政策を発表したことは間違いない。だが、その理由は明らかにされていない。タイ情勢は引き続き不安定で、タイを訪れる外国人観光客は40〜50%減少した」と述べた。

■ネットユーザーのツッコミ:規定に反感を感じる。もうタイには遊びに行きたくない。

中国のネットユーザーは「今回の新措置で中国人観光客のタイでの消費額を増やそうと図ったのかもしれないが、結果は逆効果になるだろう。もうタイには遊びに行きたくないと感じる中国人が増えるに違いない」と投稿した。

また、「この新規定の内容は非常に不可解だ。クレジットカードとは別に、どうして現金チェックをする必要があるのだろうか?クレジットカードで買い物した借金を踏み倒すとでも思っているのだろうか?非常に感じが悪い!」「1人民元が約5.2バーツだから、約4000元の計算になる。上限額が設けられるのが一般的なのに、タイの場合は最低額を設定するの?このような規定は人間味に欠けている。タイに遊びに行く気がなくなった」といったコメントが寄せられた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)

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