中国上海に本社を置く乳製品大手の光明乳業が4日、ネットで広まった「光明の牛乳は飲めない」というチャット記録についてコメントを発表した。

中国メディアの中国新聞網などによると、4日夜、「光明の牛乳工場は大混乱。ここ数日、光明の牛乳は飲めない」「工場では従業員134人が連れて行かれ、2人の陽性が確認された」とのチャット記録が広まり、多くのネットユーザーが状況に関心を寄せた。

これを受け光明乳業が4日出したコメントによると、同社のある工場で2日、従業員2人に抗原検査で問題が見つかり、隔離措置や工場の全面封鎖・消毒措置が行われた。また、工場は当局の感染対策への協力で3月31日に操業を停止し、製品は全て工場内に保管されているという。

同社は「現在、市場で販売されている全ての品は他の工場が生産したもので、安全問題は存在しない」とも述べており、これにネットユーザーは「びっくりした。品質問題が起きたのかと思ったよ」「生産は全自動。感染とどんな関係があるというんだろう」「デマを広めたり信じたりしないで、光明を信じよう」などの反応を示している。（翻訳・編集/野谷）