新型コロナ感染拡大の深センの外国人ボランティア「部外者ではない」―中国メディア

人民網日本語版    2022年3月16日(水) 19時40分

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広東省深セン市蛇口人民病院の臨時の新型コロナウイルスワクチン接種会場では、メキシコ人のソフィアさんが、接種を受けに来た外国人が登録できるようサポートしている。

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広東省深セン市蛇口人民病院の臨時の新型コロナウイルスワクチン接種会場では、メキシコ人のソフィアさんが、接種を受けに来た外国人が登録できるようサポートしている。中国新聞網が伝えた。

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ソフィアさんは取材に対して、「ワクチン接種会場やPCR検査会場でしょっちゅうボランティアとして働いている。十分なマンパワーのサポートと協力があり、各自が模範的な行動を取ることができれば、新型コロナウイルス感染症拡大が発生しても必ず効率よく、抑制することができると思う」と語った。

中国語、英語、スペイン語の3カ国語を操るトリリンガルであるソフィアさんは深セン大学に通う大学4年の留学生で、深センで暮らして5年になる。そして、ボランティアの経験もすでに3年あり、深センの「新型コロナと闘う最も美しいボランティア」に選ばれたこともある。

深センで新型コロナ対策のボランティアに参加する外国人の国籍は米国やイタリア、メキシコ、ルーマニア、シンガポールなどさまざまで、肌の色や言語も違うものの、皆中国語を流暢に話すことができる。そして、赤いベストや防護服を着て、板についた様子で案内をしたり、健康コードをチェックしたり、サポートが必要な外国人に通訳を提供したりしている。

深センで暮らして6年になるというイタリア人のルカさんは、「新型コロナとの闘いの第一線でPCR検査を受ける住民をサポートするというのはとても大切な仕事。コミュニティーや都市がもっと安全で健康になるようサポートできる」と話す。

深セン市羅湖区桂園街道のPCR検査会場で、ルカさんは、検査をしに来た住民が情報を登録するのを丁寧にサポートして、秩序を保ったり、関連の防疫知識を説明したりしている。

ある小学校の教師であるルカさんは、新型コロナ感染症拡大が発生して以降、「ボランティア」という肩書が増えた。「私は外国人ではあるが、部外者ではない」とルカさん。

新型コロナとの闘いの第一線ではたくさんの外国人ボランティアの姿を見ることができる。こうした外国人たちは、「自分は部外者」と思うのではなく、深セン市民の一員であると感じており、自分にできる限りのことをしている。

米国人のパトリックさんは、「深セン塩田には、たくさんの外国人ボランティアが新型コロナとの闘いのチームに加わっている。私たちはとっくに深センを自分の第二の故郷と見なし、深センの新型コロナとの闘いの第一線で働く人々と一緒に、実際の行動で、一人でも多くの外国人がボランティアに参加するよう呼びかけている」と話す。

新型コロナとの闘いの第一線でボランティアとして働くほか、新型コロナと闘うスタッフに気遣いや感謝を行動で示している外国人たちもいる。

「深センの新型コロナと闘いの第一線で働く人はとても大変なので、外国人である私たちも力になりたい」と話すイタリア人のレレさんとジュゼッペさんは、手作りのピザ20枚を深セン市福田区で働く防疫スタッフに届けた。

深セン市南山区で、「たくさんの感謝カードを作って、新型コロナと闘いの第一線で働く人たちに『お疲れ様』と伝える」という活動を企画したカーラ・アンガリータさんは、いろんな国から来た子供たちと一緒に手作りの各種感謝カードを作成し、いろんな言語で感謝の気持ちを表している。

ボランティアが家まで届けてくれた水や牛乳、パン、リンゴなどを受け取ったウクライナ人の男の子・シュテファン君は、中国語で感謝を伝える動画を作成した。

新型コロナ感染拡大が深刻な深センは、さまざまな言語のPCR検査通知動画を作成しているほか、外国人の住民に24時間サービスを提供する電話も開設している。また、深セン蛇口外国人管理サービスセンターは、PCR検査用ミニプログラム「粤核酸」の使い方を英語で説明するほか、18言語でPCR検査について説明する動画を作成した。その他、深セン大鵬新区の外国人の住民にサービスを提供するグループは、外国人にオンラインで新型コロナ対策に関する質問に答えるサービスを提供している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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