台湾ドラマの撮影でスタッフ2名が事故死、主演のアーロンが契約中止に言及も

Record China    2022年3月13日(日) 19時30分

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台湾ドラマ「初擁」の撮影現場で11日、カメラマンと録音技師の2名が崖から転落して死亡した事故で、歌手で俳優のアーロンが作品との契約中止に言及している。

台湾ドラマ「初擁」の撮影現場で11日、カメラマンと録音技師の2名が崖から転落して死亡した事故で、歌手で俳優のアーロン(炎亞綸)が作品との契約中止に言及している。

今月1日にクランクインしたドラマ「初擁」で11日、ロケを行っていた苗栗県南庄郷の神仙谷において、38歳の男性カメラマンと34歳の男性録音技師が転落死する事故が発生した。制作会社の多曼尼製作有限公司は同日、警察と協力して調査を進めることと、撮影の中止を表明している。

「初擁」に主演するアーロンが12日、インスタグラムに長文を投稿。自身が以前から、作品を支えるスタッフが軽視されている台湾ドラマの撮影現場の状況を懸念し、怒りを覚えることが多く、「多くの制作会社やテレビ局に煙たがられていた」とコメント。しかしその懸念が自分のわがままではなく、今回の事故によって主張を続けるべきだという答えを得たと書いている。さらに、多曼尼側が今回の事故について明確な回答と態度を示し、出演者やスタッフの安全措置、合理的な条件を示さない限り、契約を続けることはないとも語っている。

台湾ドラマの撮影現場ではこれまでにもたびたび事故が発生しており、15年には「甘味人生」の撮影現場で子役2名が骨折する事故が発生。今年に入ってからも「天之嬌女」の撮影現場で、俳優ホアン・シャオチー(黄少祺)が肩や頭を強く打って負傷したことが報じられ、現場での安全措置のずさんさが指摘されたばかりだった。(Mathilda

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