ロシア人観光客7000人がタイ国内に足止め、ビザとマスター使えず銀聯で支払う人も―中国メディア

Record China    2022年3月11日(金) 7時20分

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中国のニュースサイトの観察者網は9日、西側によるロシアへの空前の金融制裁を受け、ロシア人観光客約7000人がタイ国内に足止めされていると報じた。写真はプーケット。

中国のニュースサイトの観察者網は9日、西側によるロシアへの空前の金融制裁を受け、ロシア人観光客約7000人がタイ国内に足止めされていると報じた。

記事によると、米クレジットカード大手ビザとマスターカードがロシア業務を停止したため、これらのカードを使用することができず、中国の銀聯を使って引き出しや支払いをする人もいるという。

タイ国政府観光庁のユタサック・スパソーン総裁によると、航空会社の運航停止やルーブル下落、ロシアの一部銀行の国際銀行間通信協会(SWIFT)システムからの排除などにより、プーケット島やサムイ島、パタヤ、クラビなどでロシア人観光客約7000人が足止めされているという。

スパソーン総裁はロイター通信の取材に対し、「われわれは良いホストとして、全ての人の世話をする必要がある」とした上で、「ここにはまだロシア人観光客がいる」と付け加えた。

2019年にはロシアから148万人の観光客がタイを訪れた。今年1月の観光客数は約2万3000人で、タイへの入国者総数の約5分の1を占めている。(翻訳・編集/柳川)

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