韓国「n番ルーム事件」の主犯格、反省文100枚書くも判決確定後に態度急変=ネットに怒りの声

Record Korea    2022年3月2日(水) 5時20分

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28日、韓国・ニュース1によると、未成年の女性らのわいせつ動画がアプリで共有されていた事件で、懲役42年の実刑判決を受けたチョ・ジュビンの書いた反省文が話題となっている。写真は韓国のパトカー。

2022年2月28日、韓国・ニュース1によると、未成年の女性らを脅迫して撮影したわいせつ動画がインターネットのメッセンジャーアプリ「Telegram(テレグラム)」で共有されていた、いわゆる「n番ルーム事件」で、懲役42年の実刑判決を受けたチョ・ジュビンの書いた反省文が話題となっている。

記事によると、tvNで27日に放送された番組の中で、裁判の際に被告人が提出する反省文についての討論が行われた。反省文は減刑事由の一つとなるものだが、出演した弁護士は「反省したからといって減刑してもいいのか」「大法院(最高裁に相当)の量刑基準に『真摯(しんし)な反省』という文言がある。客観的に確認できる要素があっても、真摯な反省が減刑事由になる」と、反省文に対する疑念を示した。また、反省は被害者に対してすべきなのに、「反省文の対象が判事や裁判所に変質してしまっている」とも指摘した。

チョ・ジュビンの場合、裁判中に100枚以上の反省文を提出した。出演者の大学教授によると、チョ・ジュビンはブログを立ち上げ父親に運営させており、罪を悔いているような内容を掲載していたという。当初、ブログの文章は丁寧語で書かれていたが、判決が確定すると口調が変わり、「判決を受け入れることはできない」と主張。さらには「被害者たちの証言は誤っている」などと書くようになっていったという。ブログの存在は問題視されたが現在は更新されておらず、この教授は「反省文が判決に影響を与える道具として利用されていたということではないか」と指摘している。

統計によると、16年以降、「真摯な反省」で性犯罪の63%が減刑されている。最近では「反省文代筆業」が存在し、5万~10万ウォン(4800~9600円)で反省文を代筆しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「反省文による減刑を廃止せよ!」「何億万枚反省文を書こうが信用できない」「学校じゃあるまいし、反省文なんか書いたって何になる?。こんな制度はなくすべきだと思う」「反省文を提出させるのは判事のおごりだ」「被害者は生き地獄の中にいるのに、なぜ判事が反省文を受け取って罪を軽くするのか。どれだけ反省文を書こうが意味はない」「42年も収監しておくのは税金がもったいない」「反省文を提出したら加重処罰にするといい」「反省文代筆業なんてやってる人を処罰できないの?」など、怒りの声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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