2014年5月31日、日本メディアは、先日引退を発表した韓国のスケート選手キム・ヨナについて、その衰えることを知らない人気の理由を分析している。中国メディア・騰訊体育が伝えた。

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旅客船・セウォル号沈没事故で国内に自粛ムードが漂う中、キム・ヨナの現役引退を韓国メディアは大々的に報道した。中央日報（電子版）は3月以降、キム・ヨナ関連記事を40本以上も報じてもいる。「国民の妹」キム・ヨナの商品価値は相変わらず高いようだ。

キム・ヨナは韓国フィギュアスケート界初の五輪金メダリストであり、潘基文（パン・ギムン）国連事務総長らとともに「世界の中の韓国人」として韓国の歴史教科書に掲載されている。韓国メディアによると、キム・ヨナのCM出演料は600万元（約9800万円）に上る。これほどまでに高額なのは、韓国国内では数人しかいないという。

なぜキム・ヨナにこれほどの価値があるのか？日本メディアは、彼女によって韓国人女性に対する固定観念が変えられ、フィギュアスケートの地位も変わったからだと分析する。キム・ヨナがバンクーバー五輪で金メダルを獲得した当時の経済波及効果は、直接効果で1兆8201億ウォン（約1820億円）、株価上昇やスポーツ産業への波及などの間接効果は約3兆4119億ウォン（約3420億円）とする試算もあり、これは「冬のソナタ」のペ・ヨンジュンがもたらした経済効果を大きく上回っている。キム・ヨナは名実ともに「アスリート界のスーパーアイドル」なのだ。（翻訳・編集/本郷）