Record China 2022年2月18日(金) 14時20分
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中国人男性がカンボジアで売血が疑われる事件の被害者となった問題をめぐり、現地の中国大使館は16日、「両国警察が協力して捜査を進めている」との談話を発表した。
談話によると、男性はネットに掲載された偽の求人広告を信じ、犯罪グループにカンボジアへの密入国を強いられた。拘束された上、複数回にわたって大量に血を採られ、命の危機に瀕(ひん)していたという。
この件について伝えた中国共産主義青年団中央委員会の17日付記事によると、ネット上で12日、「カンボジアに居る中国人の若者が血を金に換えられた」との情報が流れた。男性が入院した病院の院長は14日夜の取材に「2800ミリリットルの輸血をし、危険な時期を脱した」と説明。男性には重度の血液不足や血管委縮、全身のむくみなどがあり、30年以上の経験を持つ看護師長でも血管を見つけるのに少し時間を要したそうだ。
記事は男性から救助を求める電話を受け取ったボランティアグループの話を伝えた他、男性が11日に病院で治療を受けた際、「犯罪グループの監視役が注意を怠った隙に逃げ出した」と語ったことを説明。さらに「男性は詐欺に加担するのを拒んだため何度も売られた」と述べ、15日の取材に男性が「これまでいくらだったか分からないが、最後は1万8500ドル(約213万円)である会社に売られた。詐欺を働いている会社だ」「ガラス瓶は1本350ミリリットル強。ほぼ1カ月余りたつたびに2本分、全部で7回採られた。売りに行ったかどうかは分からないが、グループは詐欺を働かせるために自分を買った」と話したと伝えている。(翻訳・編集/野谷)
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