欧州で増える中国人経営の韓国料理店、韓国人の反応は…―仏メディア

Record Korea    2022年2月6日(日) 7時0分

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仏RFI中国語版サイトは2日、韓国・朝鮮日報が「K-POPと韓流ドラマで韓国の国際的地位は高まり、中国人は韓国料理店の経営に乗り出した」と報じたことを紹介した。写真は韓国料理。

仏RFI中国語版サイトは2日、「中国人経営の韓国料理店が欧州に広まっている」と述べ、韓国・朝鮮日報が「K-POPと韓流ドラマで韓国の国際的地位は高まり、中国人は韓国料理店の経営に乗り出した。価格が安いため大人気だ」と報じたことを紹介した。

記事によると、パリの有名観光スポット・ノートルダム大聖堂から徒歩15分の場所に名の知れた韓国料理店がある。レビューサイトでは5点満点中4.5点という高評価を得ており、フランス人のあるネットユーザーは「これまで行った韓国料理店の中で味もサービスも最高のお店」と書き込んでいるそうだ。ただ、この店のメニューには韓国料理であまり見かけない品がある他、中国語で丁寧な料理紹介も行われていて、店について尋ねた付近の人からは「本場の韓国料理店ではなく中国人が経営する中国籍の韓国料理店だ」という「思いがけない答え」が返ってきたという。

現在、パリにはこうした店が20軒余りあるといい、韓国人が経営する店と比べると数はまだ少ないものの、ドラマやK-POPがもたらした韓流ブームで店の数は急速に増えている。似た現象はフランスの地方都市やドイツのベルリン、フランクフルト、チェコのプラハなどでも見られ、ドイツ在住のある韓国人は「もともと中国人観光客向けの中国料理店だったが新型コロナウイルスの影響で売り上げが急激に減ったため地元の人が好きな韓国料理の店に変わった」と説明したそうだ。

記事はまた、「中国人が経営する店は料理の辛みを抑えて甘みと塩気を増やしている他、物流、材料調達で中国のネットワークを使っている」とし、店で使われる材料の多くが中国産だと紹介。「中国籍の韓国料理店」に対して現地の韓国人から「韓国文化の地位の向上によって生じた現象」と寛容な声が上がる一方、「韓国料理の地位を下げてしまうかもしれない」との懸念が寄せられたことも伝えている。(翻訳・編集/野谷

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