1日に行われたサッカーのワールドカップ（W杯）カタール大会アジア最終予選で、日本がサウジアラビアに勝利したことが中国でも注目を集めている。

埼玉スタジアムで行われたこの試合は、立ち上がりから両国の選手が激しくぶつかり合う展開となったが、先制したのは日本。32分に右サイドを抜け出した伊東純也の折り返しから南野拓実が左足でねじ込んだ。

以降はサウジアラビアの攻勢を受ける時間が続いたが、後半に入ると日本が前線から積極的にプレスをかけルーズボールを拾って試合を支配する展開に。そして50分に伊東の目の覚めるようなハーフボレーが決まり追加点。その後は危なげなく守り切った日本が2-0で勝利し、首位サウジアラビアとの勝ち点差を1に縮めた。

中国メディアはこの試合について「日本が首位サウジアラビアに初めての土をつける」「伊東純也がワールドクラスの一発」などと報じている。

また、サッカーファンからは「マジで強いな」「このスピード、この技術、うらやましい」「中国代表は日本相手に善戦（0-2で敗戦）した方か」「この2ゴールを見る限り日本は中国戦で手を抜いていたな（泣）」「日本がようやく本気になった」といった声や、「伊東純也はマジですごすぎる」「2ゴール目（伊東のゴール）はマジでカッコいい。見ていて気持ちが良い」「（伊東は）アジアナンバーワンのウインガー」「伊東純也は間違いなく日本最強だな」など、中国戦でも2ゴールに絡み、この日も1ゴール1アシストを記録した伊東を称賛する声が上がっている。

グループBのその他の試合では、3位オーストラリアが4位オマーンと引き分け、5位中国が最下位のベトナムに敗れた。この結果、1位サウジアラビア（勝ち点19）、2位日本（同18）、3位オーストラリア（同15）、4位オマーン（同8）、5位中国（同5）、6位ベトナム（同3）となり、中国のW杯本大会出場の可能性は消滅した。（翻訳・編集/北田）