Record China 2022年1月27日(木) 0時20分
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上海地下鉄で女性客がホームドアに挟まれた後、転落して死亡した事故について、中国メディアの銭江晩報は26日、事故が発生した原因の「二つの可能性」について報じた。
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事故が発生したのは22日午後4時半ごろ、上海地下鉄15号線祁安路駅。電車から降りようとした高齢女性がホームドアに挟まれて動けなくなり、駅係員が駆けつけてドアを開いて救助しようとしたところ電車が発車、女性は引きずり込まれるように転落した。
記事によると、同路線は昨年1月23日に運行を開始。当時、「国内最高クラスの完全自動運転システム」が採用されていたという。
同国内の地下鉄運行会社で働く職員は「一般にホームドアはそれほど強い力で閉まらないので、挟まれただけでは死亡事故は起きない。しかし、車両とホームドアの間に閉じ込められた時に車両が動き出せば、挟まれて死傷する可能性がある」と語った。
ただ、通常であればホームドアが閉まっていない状況で電車が動き出すことはないという。同職員は今回の事故原因には二つの可能性があると指摘。一つは設備の故障によりホームドアとシステムが連動しておらず、閉まっていない状況で電車が動き出してしまったこと。もう一つは駅係員の操作ミスで、ホームドアを手動で操作した際に故障状態になりシステムとの連動が解除され、動き出したこと。同関係者は映像を見る限り後者の可能性が高いと指摘している。
同職員はまた、通常であればホームドアは何かが挟まった場合は自動的に開いて再度閉まり、それを繰り返すと故障として通報される仕組みになっているものの、現在公開されている事故当時の映像ではホームドアが開く様子が見られないことを疑問点として挙げている。(翻訳・編集/北田)
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