Record China 2022年1月25日(火) 11時20分
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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは24日、開幕まであとわずかとなった北京冬季五輪に対し、地元市民から冷ややかな声が上がったことを伝えた。写真は開閉会式が行われる国家体育場。
独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは24日、来月4日の開幕まであとわずかとなった北京冬季五輪に対し、地元市民から冷ややかな声が上がったことを伝えた。
記事は、欧米に比べると中国の新型コロナウイルスの感染状況は緩和しているとしつつも「北京の『ゼロコロナ政策』は今まさに試されている」と言及。感染者が確認された北京・豊台区(常住人口201万9000人)では23日午前6時から全住民が対象のPCR検査が始まり、これに医療従事者4600人が派遣されたことや、市当局が「高リスク地区の人は市を離れることができない」と指摘したことを伝えた。市政府の報道官は23日、「市はデルタ株とオミクロン株の二重の試練に直面している。リスクを断固としてコントロールし、伝播の鎖を断ち切る」との考えを示したという。
記事はこうした状況を伝えた上で、「北京が安全で精彩を放つ五輪を世界に向けて繰り広げたいと願うと同時に、一部の市民は感染防止措置の厳格さから五輪にあまり関心を寄せていないようだ」と述べ、あるレストランの責任者が匿名で「大会が近づくにつれ感染対策も厳しくなり、食事に来る人はさらに少なくなった」と明かしたことを紹介した。記事はまた、「2008年8月の北京五輪当時の興奮した気持ちに比べ、今大会にはこれと言った感情がない」という声や、「子どもの冬休みの宿題で見る必要があり、それでようやく大会に注目するようになった」という声が聞かれたことも伝えている。(翻訳・編集/野谷)
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