仏RFIの中国語版サイトは16日、中国製マスクの着用を拒む米議員に対し、中国の国営メディアが「中国大陸関係であれば、何でも必ず反対する」「ばかげている」などと反発したと報じた。

記事によると、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が急速に拡大していることを受け、米下院はこのほど、議員に対し、医療従事者が使用する防護力の高い「KN95」規格のマスクを配布した。

だがそのマスクに「MADE IN CHINA」と印字されていたため、共和党の一部議員から不満の声が上がったという。

米疾病対策センター（CDC）は14日、マスク着用に関する指針を改定し、「N95」や「KN95」など防護性能の高いマスクの着用を推奨した。

中国国営新華社通信は15日付の記事で、マスクに英語で「MADE IN CHINA」と印字されていたため、中国製を支持しているとの印象を人々に与えることになると共和党の一部議員は不満を示しているようだが、それは実にばかげたことで、「逢中必反（中国大陸関係であれば、何でも必ず反対する）」という偏執的思考であり、基本的な理性を失っており、そのばかげた言行は人々の想像を超えるものだなどと反発した。（翻訳・編集/柳川）