2022年1月14日、韓国・マネートゥデイは、サムスン電子のポータブルプロジェクター「ザ・フリースタイル」が正式発売前から国内外で人気を博し、早くも予約販売の完売記録が相次いでいると伝えた。

記事によると、サムスン電子は4日、米ラスベガスで開かれた世界最大の電子・IT見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー（CES） 2022」で、「ザ・フリースタイル」を初披露した。直後に北米で始まった予約販売は、準備していた3600台が6日で完売したという。韓国内でも11日に予約販売が始まったが1000台が即日完売しており、「正式発売前から国内外で『欲しくても買えない』と話題になっている」と伝えている。またサムスン電子は同社社員用サイトでも予約販売を行ったが、準備していた数が15分で完売したという。

「ザ・フリースタイル」は180度自由に回転し、壁や天井、床など場所を問わずに最大100インチの画面を映し出せるポータブルプロジェクター。830グラムと軽量、片手で持てる大きさとなっている。価格は出庫価格基準119万ウォン（約11万円）。サムスン電子は来週から欧州、中南米、東南アジアなどでも順次、予約販売を行う予定だ。正式販売は今月末となっている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「誇らしいサムスン」「やっぱりサムスンしかないね」など喜びの声も寄せられているが、「こんなの記事じゃなくて広告じゃないか」「最近は少量を売り出して『完売だ』と宣伝する戦略みたいだな」「こういう宣伝記事は、（サムスンから）いくらもらって書いてるの？」など、製品の宣伝記事ではないかと指摘する冷めたコメントが殺到している。

また、「中国にパクられないようにしないと」「1カ月以内に中国メーカーからコピー版が出るね」などのコメントも多く見られた。（翻訳・編集/麻江）