人民網日本語版 2022年1月13日(木) 6時50分
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ワクチン接種済みの人がオミクロン株により重症化する確率が低いことを示す研究結果が増えている。
オミクロンの挑戦を受けて立つ天津。9日午前0時、天津市では新たに2人の現地感染者がオミクロン株の感染者だと確認された。天津市では9日午前7時より全員を対象とするPCR検査が始まった。また、河南省安陽市では10日、現地で確認されていた2人の感染者がオミクロン株による感染で、天津市と同じ感染経路であったことが確認された。新華網が伝えた。
世界保健機関(WHO)が6日に発表したデータによると、世界の新型コロナウイルス感染の重傷者のうち90%がワクチン未接種だ。同時にワクチン接種済みの人がオミクロン株により重症化する確率が低いことを示す研究結果が増えている。
中国疾病予防管理センターの専門家は、「オミクロン株はスパイクタンパク質に多くの変異箇所があり、ワクチンの免疫を回避する力が強化される可能性がある。しかし一部の研究によると、ワクチン接種済みまたは過去6カ月以内に新型コロナウイルスに感染している人の場合、体内に多くのT細胞からなる第2の防衛ラインがあり、オミクロン株を狙い撃ちし重症化を防ぐことができる」と説明した。
上述した専門家は、「研究によると、新型コロナウイルス不活化ワクチンのブースター接種後、抗体の力価が急上昇し高い水準を保ち、変異株を効果的に予防できる。その他のウイルス株と比べると、オミクロン株はワクチンの効果をより大きく落とすため、ブースター接種が特に必要だ」と述べた。
中国国家感染症医学センター長を務める復旦大学付属華山病院感染科長の張文宏(ジャン・ウェンホン)氏は、「一部の国が今回の感染の波を無理に乗り切ろうとしており、かつ死亡率が低い水準で抑えられている。その自信は、高いワクチン接種率から来ている。ワクチンの新型コロナウイルス対策における役割を過小評価してはならない」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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