今月オンエアを迎える最新の中国ドラマについて、現代劇から時代劇まで期待される作品をニュースサイトの捜狐（SOHU）がチョイスしたものを報じている。

「幸福二重奏」は国営テレビ・中国中央電視台（CCTV）で3日にスタートしたドラマ作品。イン・タオ（殷桃）、スン・イージョウ（孫芸洲）、ユエン・ホン（袁弘）らが出演し、都市のエリート層の職場での戦いや、夫婦関係の修復やあり方を描く。芒果（マンゴー）TV制作のドラマが、CCTVを選んでテレビ放送されるのは異例という点でも、視聴者の関心の高い作品となっている。

1月、湖南衛星テレビでオンエア予定と発表されているのが、シュー・カイ（許凱）とウー・ジンイエン（呉謹言）主演の時代劇ドラマ「尚食」。明朝を舞台に、宮廷の尚食局に入って美食を追求する宮女が、皇子（のちの宣徳帝）と友情および愛を育むストーリー。その内容から「中国版チャングムの誓い」とも呼ばれる同作だが、2018年に社会現象化したヒット作「瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～」で悲恋を演じた2人の再共演が早くから話題に。先月末にはドラマ「小敏家」の後を受けてオンエアとも報じられていたが、「完美伴侶」が後続となったことで、次の情報が待たれている。

「完美伴侶」は、「永遠の桃花～三生三世～」など「桃花」シリーズでも知られるリン・ユーフェン（林玉芬）監督が手掛けた最新作。ガオ・ユエンユエン（高圓圓）、チャン・ルーイー（張魯一）が主演し、仕事と家庭の両立に悩む女性弁護士を主人公に、夫婦の歩み寄る姿を描く。人気俳優のフー・ゴー（胡歌）が友情出演することでも注目の作品となっている。

「落花時節」は今月、浙江衛星テレビと東方衛星テレビでオンエア予定の現代ドラマ。「琅琊榜」や「明蘭～才媛の春～」といった人気作品を生み出し、高品質のドラマを制作することで視聴者の信頼を得ている制作会社・正午陽光影視の最新作で、「長安二十四時」のレイ・ジャーイン（雷佳音）をはじめ、ユエン・チュアン（袁泉）、韓国男性グループEXOのレイ（張芸興/チャン・イーシン）らが出演。俳優として評価を高めているレイの出演作としても注目され、新鮮な取り合わせのキャスティングがどのような驚きをもたらすのか期待されている。（Mathilda）