ドイツのベーアボック外相とスポーツ行政を担当するフェーザー内相は29日、来年2月に中国で開催される北京冬季五輪に出席しない考えを示した。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトによると、両氏は、五輪に出席しないのは「個人的な決断」とし、開会式などに政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」ではないとした。

政府報道官は同日、ショルツ首相が出席するかどうかについては「欧州連合（EU）加盟国と協議中」とした。

米国が数週間前に中国における人権侵害への懸念を理由として北京冬季五輪の「外交的ボイコット」を表明すると、オーストラリアやカナダ、英国も追随した。（翻訳・編集/柳川）